塾でも勉強がスタートして気づくことは、塾に通っているだけでは成績は上がらないということ。
中学受験のための勉強は、学校の勉強と比べるとレベルが高いだけでなく、量も多い。
毎回の授業が終わると宿題が出されるが、多くの合格実績をあげる有名進学塾などでしたら、宿題だけで2~3時間かかってしまう量が宿題とし出されたりする。
時間がかかる理由は、量だけでない。
学校でも習ったことのない新しい単元をはじめて勉強するわけで、塾の授業を受けただけでは、理解していないからだ。
結果、宿題として類題をやるのも苦戦してしまう。
・復習に力を入れるべきか?
授業を少しでも理解できるようするためには、「予習」がいいだろう。それとも、復習の方が良いのだろうか?
塾によっては、予習をして授業に臨むことをカリキュラムに組み込まれている塾がある。
しかし、ほとんどの塾は、復習に力を入れることを勧めている。
なぜか?
答えは、簡単だ。
授業で習った内容を復習させるために宿題を出す。しっかりと理解できているかの習熟度を確認するために、復習テスト、カリキュラムテストといった確認テストを実施する。
知識を定着させる王道である!
学年が上がるにつれて、さらに難易度も上がり、宿題の量も増え、これ以上どうしても時間がとれないといった状況の方がいる。
復習に力を入れた勉強をしてきたため、ある程度の成績をキープできた方が多いのだが、今のやり方だとこれ以上は無理といった状況だ。
そんなとき、アドバイスするのが、
である。全部やることを優先するあまり、理解せずに進んでしまっては意味がないからだ。
もちろん、復習テストで満点を目指すことはできないが、5年にもなるとそもそもが満点を狙えるテストではない。
宿題を全部やらないことに抵抗を示す子供もいる。親もそんなことしていいのかと不安になる。
そんなときは、塾の先生に相談してみることだ。「無理に全部やる必要ありませんよ」とあっさりOKになることが多いものだ。