塾に通わないと理・社の受験には対応できないでしょうか?
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小6ぴょんさん
子供の事で質問させていただきます。
4科受験の予定です。通塾を始めたのが小5でした。
自分の忙しさにかまけて塾に通わせるだけになっていた私の甘さのせいで基礎が出来ていないのに娘のレベルに合っていない上滑りの勉強を1年間続けてしまいました。
現在、
算数→補習塾に転塾し予習シリーズの4年生からやり直し中(現在4年下)
国語・理科・社会は受験塾に通塾
という状況です。
小学校のクラスの3分の2が受験をする地域で、私立に行くお友達が多いため受験したいと言って始めた通塾で、私も塾に行けば周りのお友達が刺激になり、一人っ子でのんびり屋の子供も勉強しなければという気になるのではないか、基礎力が付くのではないかと期待していました。
親の考えが甘く、ケアが足りなかったせいで時間を無駄にしてしまったと今反省しています。
両親の受験に対する方針は、「中学受験をすることで中学・高校の勉強の基礎となる力を養えれば良い」というスタンスです。
何校かは見学に行っていますが、志望校はまだおぼろげながらで、娘が心から行きたいと思う学校はまだ見つかっていない状況です。
現在、親カツ講座も受講中ですので、学校見学が始まり次第、絞った何校かに見学に行き、なるべく早く志望校を確定させたいと思っています。
娘はマイペースだけど真面目な子です。
負けず嫌いなところは全然なく、周りのお友達よりテストの点数が悪くても気にしません...
現在、塾の偏差値で45~50です。3日1単元勉強法で私が指示した問題(基礎問題ですが)は嫌がらずにやっています。
ただ、埋まっていない基礎がまだ多いため塾の成績に反映されないのが私の悩みです。
状況説明を長々と申し訳ありません
相談内容は2点ありまして、
◆これから試験日に向けて一丸となって進んでいく夏休み以降、算数については補習塾だけでなく受験塾の授業も受講させたほうが良いでしょうか?
皆で励ましあい、先生も生徒も一丸となって受験に臨む体制にしたいので塾からは4科で受講してほしいと言われています。
ただ、私としては、我が子の基礎力が不足している状態でレベルに合わない授業を受けて、どうなのか?算数が嫌いになってしまうのではないかという点が心配です。
◆塾に通わないと理・社の受験には対応できないでしょうか?
学力を養うためにも、受験のことを考えても理・社も勉強が必要だと思っています。昨年からの1年間でまだやりきれていない問題やプリントも沢山ある中でこれ以上問題をやって焦るくらいなら、親子で参考書等を見ながら一緒に勉強したほうが良いのではと思っていますが、中学受験はそんなに甘いものではないのでしょうか?理・社については、単元復習を一緒にやっていますが、現在は親子で楽しく勉強出来ています。つたない説明でわかりにくいところも多々あると思います。
申し訳ありません。親の考えの甘い点、今後の注意点等、忌憚ないご指摘を頂ければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
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ストロングです。
まず最初に
中学受験はそんなに甘いものではないのでしょうか?
について。
これは受験する学校にも大いにかかわることなので、一概に言えません。
上位の学校の場合、やはり甘くはないですし、自学自習のみでは内容を追い切れない場合がほとんどです。
なぜならたとえば理科社会の場合は、中学受験の内容は、中学校でやる内容にほぼ準じているからです。
算数もX(エックス)を使うものが出てはきませんが、内容的には中学でやる内容と多くの部分で重なります。
いつも言っているのですが、特に社会などは中学受験をする子供に全国の公立高校入試の問題を解かせても、普通に8割くらいは取ったりします。
つまり、中学校でやるくらいの内容を中学受験では勉強する必要があるということなのです。
公立中学校の生徒の場合、授業があり、3年間かけて、その内容を勉強します。
しかし中学受験においては、週にたとえば3日で1回の授業が3時間とすれば、1週間で9時間の授業でそれを勉強することになります。
となれば、中学生に比べて、圧倒的に習う時間が少ないということになりますから、そこを家庭学習で埋めていくようになります。
よって、やはり甘くない、きついということが出てくるわけです。
一方で、中学受験で問われる内容がそれだけの内容であったとしても、たとえば、実際の受験の競争率において、多くの受験生を合格として受け入れている学校であれば、その内容が十分に分かっていなくても、合格がもらえたりもします。
が、倍率、これは実質倍率「受験生÷合格者数」ですが、これが高い中学校では、その内容の習熟度が問われますから、勉強がしっかりできていないと合格点を取るのが難しいということが起きてくるわけです。
よって甘いか甘くないかはひとえに志望校によって、かわってくる。
自学自習で臨む場合は、志望校に対して、どくれらいできていれば合格できるか、また「できている」というのがどの程度できていれば、いいのかがある程度親の方で分かっていないと、いったいどこまでやればいいのか、どれくらいやればいいのかがわからないので、やみくもに勉強をしたりすることも出てくるわけです。
親カツ講座でお話ししている通り、合格への道筋はそれを把握するものであり、塾のテストなどで偏差値や習熟度を見るのもそうした理由です。
その際、偏差値などの数値は、把握する道具としてわかりやすいので、みんなが重宝しているということでしょう。
どういった学校を選ぶか?受験するのか?・・・

