集団授業の進学塾とは、学校の授業形式のことで、先生ひとりに対して生徒多数といった授業を行う塾のことである。

首都圏では、SAPIX、日能研、四谷大塚、早稲田アカデミー。関西圏では、浜学園、希学園といった大手の進学塾などがこれに該当する。

中学受験の対策としてまず最初に考えるべきは、この集団授業の進学塾だろう。

集団授業の進学塾の強みは、各中学校へ合格するためのノウハウが確立されている点である。

◆合格するためのカリキュラム

◆合格するための指導力

◆ライバルが多く集まっている

カリキュラムやテキストといった教材はノウハウの結晶であり、入試の出題傾向によって毎年のように変わっていく。この情報力こそが1番の強いといえよう。

集団授業の進学塾が志望校合格には有利であると思われがちであるが、注意が必要です。

いくらよくできたカリキュラムや教材だからといって、授業で習うレベルについていけなければ意味はないからである。

集団授業のデメリットとして、面倒見がよくない点があげられる。つまり、授業でわからないところは自分でなんとかしないといけないわけだ。

合格実績を出している進学塾では、宿題の量も多く、授業内容を理解できずに宿題をこなすのは子供にとてつもない負荷をかけることになる。

ライバルが多い分、「自分はダメだ」と劣等感を持ってしまっては、中学受験どころかこれからの人生にも悪い影響を与えることになる。

我が子がどのくらいのレベルなのか、塾のカリキュラムについていけるかを把握した上で、塾選びをする必要がある。

少人数の個人塾でしっかり面倒をみてもらう方が良いのでは?という選択肢を持っておくべきである。